一人暮らしについて考える

 

 

 

27歳になるまでに一人暮らしをしよう。

2021年初詣でそう決めた。

 

大学進学で上京し、一人暮らしをする人が大勢いる中で、自分は出身が関東の都市圏で、大体行きたいところには何の苦もなく行ける所に住んでいたこともあり26歳まで実家暮らしをしていた。

 

自分が一人暮らしを始めた理由を考えた。

 

一人暮らしをする必要がない自分がなぜ一人暮らしをしたのか。

①今の自分が生活するのにどれだけ収入が必要なのかを知りたい

②自分の生活スキルをあげたい

③自分を保つ術を知りたい

 

①今の自分が生活するのにどれだけ収入が必要なのか知りたい

 実家暮らしで家賃も光熱費も食費も払わずにいればやりたいことはほとんど出来てしまう。車を買う、旅行に行く、好きなものを買う、小さいことから大きいことまで制限なく出来る。果たしてそれが本当に今の収入で出来ることなのか、出来ないのであればどれだけ足が出るのか、なりたい自分、したい生活と現在地のギャップを明らかにする。加えて、そのギャップを埋める具体策を考えたいというのがあった。

 

②生活スキルを上げたい

 ここで言う生活スキルは、炊事掃除洗濯のやり方から家計の管理の仕方、諸手続きの経験、その他諸々人間が生活するうえで必要になる知識や経験とする。実家暮らしと一口で言ってもさまざまな境遇の人がいて炊事掃除洗濯はもちろん介護、育児までやる人もいる。かく言う自分も炊事掃除洗濯は子供の頃からやっており、一人暮らしで出前ばかり頼んでいる周囲の人よりも自信があった。

 

実家暮らしでの家事と、一人暮らしでの家事で異なる点は、毎日の小さな積み重ねが生活の質に大きな影響を及ぼすということ。

 

毎日外食をしていれば一食あたりでは数百円の差であっても一月あたり多ければ数万円の差になる。見えにくいところで嵩む出費は、生活の質を下げることになる。

食事の後にすぐ皿を洗わず流しに置いておけば、悪臭を放ち、すぐ洗った場合よりもずっと掃除が面倒になり、正常な生活をする上で必要な家事をする気を削いでくる。

 

反対に、毎日食事を自炊しすれば毎月数万円の贅沢な食事をすることも可能でそれは特別な経験として、生活の質を上げる。

皿洗いも、清潔に保つ以外に、次自炊する導線にもなる。面倒なことを先送りにする体質の改善にもつながる。

 

特筆したいこととして、上記のようなマインドが生活の中で刷り込まれてくることで、将来結婚した時に、パートナーとの不要なすれ違いを防ぐことにつながると思う。

 

③自分を保つ術を知りたい

 不安や不満も家族に話すことで、自分の考えを整理していた。かなり効果があった。誰かに話すことで考えがクリアになる感覚がある他、家族は基本的に反対意見を持たない。長い間同じ環境で生活しており、経験も似てくる、何より最大の理解者であるからだ。

しかし、自分にとって気持ち良い相手に話すことで精神を保ったり、考えを整理するというのは、なんとなくの発散感はあるものの本質的な解決にはつながらないことが多いと感じていた。

加えて、万が一、精神面でも自分を支える家族がいなくなった時に、精神を保つ術を家族に依存していれば、崩壊に直結する。

そのような事態を防ぐためにも自分を保つ術を知り、毎日前向きに生活したい。

 

経済的、実務的、精神的に自立(自律)した自分になろう。